気血津液

人体を構成する基本要素の3つである。これらは体内を巡り様々な役割を果たしていて、五臓の不調でこれらに異常が起きると疾患になるとされています。ここからはこれらの機能や不調で起こる症状について見ていきます。

陰陽論

東洋医学の中核には東洋独特の思想が多分に含まれています。それらは私達の日常であったり、ゲームなどで目にすることも多いものですが、ここで一度正しい知識を身に着けましょう。 陰陽論とはこの世の物事を陰と陽の2つに分けるというものです。元はと言えば天候から考えられたもので、日照りと日陰から生まれたものであると言われています。東洋医学の中で陰と陽に分けられるものは以下のようなものがあります。 陽 男 肉体 気 腑 陽 陰 女 精神 液 臓 そして、この陰陽論にはいくつかの性

一話目

中間テスト返却の日の放課後、私は体育館横の女子更衣室である人を待っていた。それは 「お疲れ様です、小森さん」 「本当に入部してくれたんだね。この世代はマネージャーなしになると思ってたから、助かるよ」 なぜか膨らんだかばんを持って現れ小森さんは、更衣室に入るなりそれを開け広げた。 「マネージャーも結構汗かくから、制服だと大変なんだよね。せっかくだから今日は私の服を貸すよ」 そういうとTシャツとパンツの一組を私に分けてくれた。それでも小森さんのカバンには

一話目

今何をやっているんだろう。 遮光カーテンに包まれた薄暗い部屋でセミの鳴き声を聞いていた時だった。 吸い込まれるようにパソコンデスクの前に座ると、電源を付けていつものオンラインゲームにログインしていた。 ヘッドフォンをしてセミの鳴き声の代わりに、よりうるさいゲーム音で頭を満たした。ゲームのロビー画面にいる人たちは最近だんだんと人が減ってきていたけれど、今日は一段と多かった。普段は夜しか参加しない人も、今日は昼から参加していた。 今日ってそんな特別な日

プロローグ

白昼夢を捨てて目を開けば下から上にかけて赤から黄色のグラデーションが光る。目に涙がたまっては宙に放り出されていく。吸い込まれるように私は太陽に手を伸ばして呟いた。 ごめんなさい