気にはどのようなトラブルがあるのか、そしてそれらでどのような症状を起こすのかを見ていきましょう。病は気からというように、気は様々な疾患の原因になるので重要です。
気の変調は主に気虚と気陥、気滞と気逆があります。
気虚 気陥
気の量が不足して機能低下を起こしている状態のこと
原因は脾胃の消化吸収の不調やストレス、大病で気が消耗されるなど
発汗異常や倦怠感、食欲不振や末端冷え性などになる
気を補う治療をする
気滞
気の流れが滞って鬱積した状態
原因は外邪による阻害や情緒の乱れ、栄養の過不足など
精神の抑うつや脹痛が主な症状で、あとは外邪の種類などによって変わる
気のめぐりを良くする治療を行う
気逆
気滞が悪化して気が逆流している状態
原因は気が上昇しすぎたり、下降する力の不足
イライラ感や呼吸器と消化器の異常が起こる
気の流れを正す治療を行う