今日もいつものように、一番乗りで部室に到達した…はずだった。 「なんで解けないんだ~…」 と、誰かが部室の中で声を上げているのが、聞こえてきて、急いで部室に入ると、雅君がすでにいつものところに座っていた。私に気が付くと、さっきまでの様子を隠すように 「こ、こんにちわ~」 と答えた。私は軽いほほえみを浮かべながら 「今日は早かったね~。うちの部室は自由に使っていいから、そんなに気にしなくていいよ。」 と言ってあげた。雅君は、そ
今回は肺の作用についてみていきましょう。東洋医学における肺の作用は、宣発、粛降作用、順調水道の制御の3つであります。そして、宣発、粛降作用を組み合わせて呼吸をしていると考えられています。東洋医学と西洋医学で肺についてはほぼ同じ臓器を指していると考えられていますが、東洋医学のほうが肺に求める作用が多いです。東洋医学における肺を表す言葉として「人身のふいご」はまさにぴったりでしょう。 まずは宣発、粛降作用について見ていきましょう。宣発は上昇や発散
昨日はやっちゃったなぁ と、一人でため息をつきながら、自分の研究に明け暮れていた。今日は、何故か雅君が来るのが遅い。昨日なんて私よりも早く来ていたのに、今日は部活の時間が始まって、十五分もしたのにまだ来ていない。休みなのかも。 まあ、彼がいなければいないなりに、私は私の研究をすすめるだけ。幸い私の研究はまだ私の力量の範囲内だ。だから、先輩とか先生に頼る必要はないから、それなりに自由で楽しくできる分野。まあ、この分野は結構特殊だから、ほかの分野へ
肺の不調は様々種類があるし、肺は西洋医学で言うところの免疫作用を担う衛気を養っているので、肺の不調からは外邪の侵入が伴うことが多く、容態は三者三様になります。そのため、肺の不調だけを学ぶことの意義は少ないですが、肺の特徴的な症状もいくつかあるので見ていきましょう。 まずは肺気虚と肺陰虚です。 肺気虚 肺気が現象して肺の生理機能が低下した状態 咳喘 息切れ 自汗 外邪の侵入が容易になる 慢性の咳によって肺が損傷したり、他の臓が原因で肺気が生成できないことが原
ん?僕に何か用かな? わざわざ僕のところに来るなんて、もしや彼女は答え合わせしてくれなかったのかい?まあ、あの子はあの子なりに頑張ってるんだから、そう責めないであげなよ。 あ、そもそも自己紹介していないのかな。どうも、僕は篁 瑠璃の先輩だった谷津 翔です。もとはと言えばオイラー部の部長だった人だから、少しぐらいうわさは聞いているんじゃないかな。 なんで、棒がこうやってあなたと話せているのかって?あぁ、それは数理論学における虚軸空間の存在が否定できない