ボロボロになった心を癒してくれるのは過ぎ去るだけの時間だった。いやただ心が風化したとでもいうべきだろうか。つらさも悲しさもボロボロになって残ったのはむなしさだけだった。 結局は手袋は帰ってこなかった。マフラーはただの布切れにされた挙句、たぶん彼女らの汗か何かにつけられてべちょべちょになって帰ってきた。どう頑張っても直せるわけではないし、触りたくもない。 ポケットの中からハンカチとティッシュを取り出して顔をふくと、化粧らしきものが大量についている秋が深まり冬がやってくるのではなく、冬将軍が秋を吹き飛ばしてしまう。だからもう少し秋の格好ができると思っていたら、一瞬のうちに最低気温が氷点を下回ることが普通になってしまった。 小学生や大人の人たちはコートやダウンなどを羽織って体を温めている。しかし中学生や高校生は校則で制服の上に羽織る事が禁止されているので、秋から何ら変わらない格好で登校することを余儀なくさせられている。 「なんで教師はコート来てるのに私たちはダメなんだよ」 学校が近づくにつれ先にも書いたように、心の不調には様々な種類がありそれぞれで様々な特性がある。一応共通項目としては、神を蔵すので精神的な症状が出ることが多いものの、その症状自体もバラバラなので注意が必要だ。 まず覚えるべき心の病態としては心血虚と心気虚の2つがあり、これらは悪化するとそれぞれ心陰虚と心陽虚になる。 心血虚 心を養う血が不足した状態 顔が青白い 動機 息切れ 不眠 健忘 夜間興奮状態 脾の不調が原因で血の生成が滞っていることが原因 心血を補う治療法や、心血のもとにな「じゃあ、ここでお別れだね」 いつもの教室は使われていたので、今日は文化祭限定で空いていた屋上で三人でお昼ご飯を食べ終えた時に、桃花が言った。 「お別れって?」 小首をかしげると、美雪がいつもの紅茶を飲んでから答えた。 「私はこれから弦楽器部の発表準備があるの。桃花はこの後はクラスの友達と回るみたいだから、午後は三人でバラバラって話、したはずよ」 そういえば三人の勉強会でそんな話があったような、なかったような。記憶の隅を探るも、確信を得られない。代わそれでは血の不調とそれによって起こる症状を見ていきましょう。血は気に比べたら不調になりにくいので、これは血の異常かもってわかるぐらいに理解してもらえれば十分です。血は食物から得られる水穀の精気が足りなくなったり、消化に問題が生じると不調になりやすいですね。血の不調は主に血虚、血熱、血瘀そして血寒の4つがあります。順番に見ていきましょう。 血虚 血の不足、及び機能の衰え 脾の消化機能低下によって心血が減少することが原因 不眠や健忘、目のかすみ、動機、