「お邪魔します」 と言って、暁家に足を踏み入れた。まずは靴を脱いで、玄関先から上がった。暁さんは、僕のあとに家に上がるとすぐに、玄関の電気を付けると、靴を脱いで、リビングらしいところに行ってしまった。あとを追うようにリビングに入ろうとしたけど、入室が寸前で止められてしまった。 仕方なく廊下を見渡すと、洗面所らしい部屋を見つけた。人様の家に上がっておいて、手を洗わないのは汚いと思って、洗面所を借りた。蛇口周りは丁寧に使われているからか汚れもなく、次の日 いつもより悪い寝覚めで、日の光を正面から浴びた。時計を見れば、もういつもの起床時間だった。 「ふわぁ~」 やはり、降圧剤の量が増えたせいで、さらに朝に弱くなってしまった。低血圧にとっては、朝はつらいんだ。体に血が廻らない感じがする。鉛のように重い体を、無理に動かして下の階に降りる。すると、朝が得意な暁さんは、もう朝ごはんの準備をしていた。 「あ、蓮おはよー」 僕がリビングに入るのを感じ取ると、暁さんが僕に声を掛けた。僕は眠気のせいか、少し反応昨日の夜はずっと考えていたけど結果はでず、そのまま寝落ちしてしまった。目を覚まして、もう一度その数字を見ると、ふと過去の地理の授業が頭に浮かんだ。 「緯度と経度か」 ようやくその数字の意味が分かったので、パソコンで検索にかけると、この場所からそう遠くはない場所に位置していることが分かった。 さて、何をもっていこうかな。 昨日のあいつの口ぶりだと、ほとんどの荷物は勝手に持ってきてくれるみたいだし、最低限リュックに交通費や勉強道具さえ入れていけばいいん新入部員(仮)としてやってきた彼は、椅子に座って教壇の上に立っている私のことを見上げている。なんというか、先生が見る景色が見えていて、少し高くなった気がした。まだあって数分しかたっていないから、私の彼にどう接したらいいかわからないから、取り敢えず自己紹介をしてもらうことにした。 「まだ初対面だけど、これから一緒に活動していくんだから、自己紹介でもし合おうか。先に君からお願いしてもいいかな?」 というと、彼はおどおどした様子で私の方を見ると、手を本作の盛り上げ隊長。多分名字は本作では出てない。 母親が現在すい臓がんで入院中のため、父親との二人暮らし。サラリーマンで忙しい父親のために、鍛冶はほぼすべて一人で行っている。そのため、境遇が似ている晴翔と仲良くなった。 趣味は最新のアニメを見ることで、アニメならどんなものでも好きになれる 母親が中学生の時に入院するまでは料理をしていたので、母親の味を真似しようと努力した結果かなり料理が手早く作れるようになった。高校入りたての頃は晴翔にレシピを送っ