一人の家でベッドに入って寝ることにも慣れてしまった。昔はお母さんがいないと寝られなかったのに、今は当然のように熟睡できる。そう思っていた。 美雪の社会の課題が終わってからベッドに入って電気を消した途端、心臓の鼓動が急に早くなった。とっさにスマホを取って俊に電話をしようとして、彼に振られたことを思い出す。 そうだ。最近一人でこの部屋で寝られるようになったのは俊と寝落ちで電話をしていたり、遊んでいたからだった。それまではまともに値付けないことなんて「ちょっと、聞いてる?」 いきなり耳元で響いた桃花の声に驚かされる。 「そんな大きな声出さなくたって聞こえるってば…」 私の返答に、ため息一つ返す桃花。聞いてなかった私が悪いんだろうけどさ。 「そういえば、最近の晴翔はボーっとしてることが多いわね。口を開けば部活の話ばかりだし」 「そうかな」 「そうだよ。文化祭以来、口を開けば俊君やら大祐君やら。まあ部活でうまくいってるならいいんだけど」 ややぶっきらぼうに言い切る桃花。私が部活でうまくいっ肝には蔵血と疏泄の2つの作用があるので、肝の失調で現れる症状は2つで共通の症状もあれば、異なった症状もあります。まずは先に2つで共通して現れる症状を見ていきましょう。 心の乱れ イライラ 津液の停 湿や痰が生じる 目が疲れやすい 爪が脆くなる よく起こるのはこの四症状で、どれも肝と関連性の高い臓器や器官の症状ですね。目や爪に症状があるとき、気分によって症状が移ろう場合は積極的に肝の異常を注視しましょう。 では蔵血作用に影響が出た時の場合を見ていきます。 肝の気にはどのようなトラブルがあるのか、そしてそれらでどのような症状を起こすのかを見ていきましょう。病は気からというように、気は様々な疾患の原因になるので重要です。 気の変調は主に気虚と気陥、気滞と気逆があります。 気虚 気陥 気の量が不足して機能低下を起こしている状態のこと 原因は脾胃の消化吸収の不調やストレス、大病で気が消耗されるなど 発汗異常や倦怠感、食欲不振や末端冷え性などになる 気を補う治療をする 気滞 気の流れが滞って鬱積した状態 原因は外邪による阻害部活に少し慣れ始めた。冬の大会に向けての調整が進んでいる。きっと今回も俊君と大祐君はレギュラーに選ばれるだろうと先輩たちがささやいていた。一年生の誇りだ。 ただ、あの一件以降大祐君が一方的に俊君を敵視する状態が続いている。例えば大祐君がサーブ練習で狙い撃ちにしてサーブの邪魔をする。それをほかの一年生も便乗するから、俊君はサーブが打てない。 例えばスパイク練習で、俊君がボールを拾いに行った付近に大祐君がスパイクを打つ。俊君はボール拾いでなかなかス